デザイナーコラム

不思議のメダイチャームの意味について

今回は、TsukuyomiAmuletでも使用させて頂いている「不思議のメダイ」についてご紹介したいと思います。「奇跡のメダイ」とも言われています。

私は、数年前パートナーから不思議のメダイを頂いたことでこのチャームの存在を知りました。
由来を知るととても不思議で、身に着けてからは、一人でも多くの方へ御守りとしてこのチャームが届いたらいいなと思いTsukuyomiAmuletでも扱うようになりました。

不思議のメダイの歴史

1830年フランス・パリにある修道女カタリナ・ラブレは聖母マリアの出現を数回にわたり経験しました。
聖母マリアは人々の救いについて重大な預言や願いを伝え、メダイの作製をお命じになりました。
『それを身に着ける人は大きな恵みを受けるでしょう』

1832年2月パリで恐ろしい疫病コレラが発生し、二万人以上の人が亡くなります。そして、その年の6月に最初に出来たメダイ2千個を配布し始めました。

聖母マリアの言葉通り作製されたメダイは、驚くべき早さでたくさんの人々に普及し、身に着けた人に多くの精神的・肉体的な恵みが与えられたことから「不思議のメダイ」や「奇跡のメダイ」と呼ばれるようになりました。

1834年には50万個以上、1835年には全世界に100万個以上のメダイが配られました。1839年には1千万個以上、1876年カタリナが亡くなる時には10億個以上のメダイが配布されました。

近年、マザーテレサが布教されたことでも有名になりました。

不思議のメダイ デザインの意味

《表》

カタリナが見たとされる聖母マリア像が描かれています。
開いた両手の指には様々な宝石で飾られた指輪がはめられ、その宝石は地球に向けて光を放ち、その恵みの光はこの世に広がって行く姿を表しています。
また、聖母マリアは半球の上に立ち、蛇を踏みつけています。
半球は地球(この世)を表し、蛇はユダヤ教徒とキリスト信者にとって悪魔と悪の力を表しているといわれています。

《裏》

不思議のメダイの裏面には、十字架を抱える「M」の文字、その下に二つの心臓、その周りには12の星が描かれています。
十字架はイエス、「M」はマリア、寄り添っている二つの心臓は茨に囲まれたイエスの御心と、剣で刺し貫かれたマリアの御心を表し、周囲を囲む12の星はイエスの12人の弟子と教会を表しています。

キリスト教以外の人が着けてもいいの?

マリア様や十字架が描かれているので、キリスト教の人しか着けられないのでは?と思う方もいるかもしれません。不思議のメダイは宗教等、特に関係なく身に着けていただくことができます。
御守りは、どんな宗教や境遇の人にも恵みが平等に与えられるように作られています。

TsukuyomiAmuletでは、フランスの教会で洗礼を受けた不思議のメダイチャームを使用しています。

時を越えるもの

不思議のメダイが出来てから200年近く経とうとしています。
200年も昔のことを、今書いているのも不思議な気分ではありますが、必要としている人に届けたいという気持ちに時は関係ないのかもしれません。

私は不思議のメダイの優しくて、愛のある、あたたかいエネルギーが大好きです。
一人でも多くの人の願いが叶い、たくさんの恵みを受け取りますように。

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