デザイナーコラム

陰極まって陽となる|穴八幡宮「一陽来復」御守り

2021年、年が明けてあっとゆう間に数週間がたちました。
時間の流れは本当に早いものですね。今回は、私が10年近く毎年行っている穴八幡宮の「一陽来復」のお守りについてご紹介したいと思います。

穴八幡宮の金銀融通の御守り「一陽来復」

早稲田駅から徒歩3分ほどの所にある穴八幡宮で、冬至から節分までの間に受け取ることが出来る「一陽来復」という御守りがあります。
一陽来復のお守りは、江戸時代の元禄年間から行われた穴八幡宮だけに受け継がれてきた伝統ある社宝から由来する特別なお守りで、金銀融通のお守りとして知られています。

受け取ったお守りは、冬至・大晦日・節分の三日のうち都合の良い日(日が終わる深夜0時丁度)にその年の吉方に向けて御祭りします。(毎年吉方位は変わるので、一年ごとに向きは違います。)
我が家では、毎年節分の日に御祭りしています。
一旦御祭りしたお守りは、一年間動かしてはいけません。

吉方(きっぽう・えほう)とは?

陰陽道で、その年の干支に基づいて歳徳神のいる方角のことを表します。その方向に向かって事を行うと万時に吉となると言われています。節分に吉方に向かって恵方巻を食べると一年間幸福でいられると言われている方角のことです。
2021年は巳午(みうま)の方角となり、南南東よりやや南になります。

「一陽来復」の意味とは?

御守りの名前でもある「一陽来復」の意味とは、冬が去り、春が来ること。新年が来ること。悪いことが続いたあと、ようやく物事が良い方に向かうこと。陰の気が極まって、陽の気にかえることを意味します。
日没も、冬至を境に昼間の時間が少しづつ長くなってきます。
このように、陰から陽へ。悪い方から良い方へと移り変わるという意味があります。

心豊かな人の共通点

私がこの御守りを知ったのは、自分で事業をしている方のお宅におじゃまさせて頂いたときに壁に御祭りしてあり、「あれは何ですか?」と聞いたことがきっかけでした。その後、神仏を大切にしている方のお宅には結構な割合でこの御守りを発見し、取り入れようと思い10年近く経った今でも毎年続けています。

混雑しているときは1時間近く並ぶこともあるのですが、並んでも御祭りしたい気持ちはとっても良くわかります。ちなみに、今年はコロナの影響もあってか並ばずに受け取ることが出来ました。毎年屋台も出てとても賑わっているのですが、今年は屋台の出店もなかったです。

今回は、商売繁盛・金運上昇の一陽来復の御守りをご紹介しました。
江戸時代から受け継がれている、こちらの御守りにピンと来た方の参考になればうれしいです。

物事に対しては、「これやってみたい!」と思った気持ちが大切です。
頭で考えるとやらない理由や、やれない理由ばかりが後付けで出てきてしまいます。
心の直感を信じて動いてみて、もし違ったら修正して行けばいいだけです。

風の時代、思考もエネルギーも軽やかに行きたいですね。

穴八幡宮内にあるご神木、大きくて優しくてすごい生命力があるご神木でした。

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