デザイナーコラム

自分を大切にすること以上に大切なことはない

昔のわたしは、未来の心配ばかりしていました。
今のままでは将来大変なことになる。
なにかをやらないとお金に苦労する。
言いようのない不安。でも、なにをやっていいのか分からない。とゆうか、「一体私はなにをやりたいのだろう?」そんな想いでずっとモヤがかかった状態でいました。

自分の心に正直に生きてみる?!

休日や空いている時間を使って、コーチングセミナーや講演会に参加したこともありました。
しかし、自分の心にフタをした状態だったのでどんなに良いセミナーや講演会に行っても、最初はなるほど!っと思っても、またモヤモヤが出てきてなんだかスッキリしない日々を過ごしていました。

そんな中、本やブログを読む中で、『自分の心に正直に生きていれば豊かになる。気分の良い心地よい選択をする。』こんな言葉たちをたくさん目にし、心から離れない状態でいました。
最近は、こういった考え方がメジャーになってきましたが、当時のわたしには理解ができませんでした。
気分の良い選択より、やれる方の選択ばかりしていたからです。
でも当時のわたしは、心の声を無視し続けた限界がきていたのでしょう。「よし!こうなったら気分よく生きる選択をしてみて、どう変化するか自分で実験してみよう!」とある日決めたことが、今思うと変化するきっかけでした。

自分に質問を繰り返す日々で感じたこと

先ずは、プライベートで徹底的に自分の声を聞くことに専念しました。今の自分が出来る一歩をやることが大切です。
『なにが飲みたい?なにを食べたい?なにを着たい?休みたい?出かけたい?誰と会いたい?誰と会いたくない?』ひとつ一つ丁寧に、些細なことでも自分に質問を繰り返しました。そして出た答えの行動をとっていきました。

そんな中、人間関係の整理も自然と行われました。
当時のわたしは、心を優先させたことで一人ぼっちになってもいい!くらいの覚悟を決めて実験に取り組んでいました。
最初の頃は、「こんなこと言ったら嫌われるかもしれない」「断ったら嫌なかおされるかな」と全部外基準で考えてしまうクセがついていました。いわゆるイイ子のクセがついていたんです。でも、改めて自分に問うと「本当は行きたくない。本当は会いたくない。」が自分の答えでした。

ひとつ一つ丁寧に質問していくと、どれだけ自分が我慢して、自分を押し殺して生きていたのかを痛感しました。
今までと違う選択をすることは、最初はとても勇気がいるし、怖いことです。
ただ、その心配は起きてもいないし、相手は思ってもいないことの方が多かったりします。
お別れした方もいましたが、今では心の繋がった大好きな人たちと繋がることができています。
必要な人は必ず現れるし、繋がります。大丈夫。

実は「ない」と思っていたことは本当は「ある」んじゃないか?という気付き

実験を進める中で、ジャッジをしている自分にも気がつきました。
良い・悪いを決めつけてしまっている。本来は、良い・悪いってないんです。
自分に厳しいと、人に対しても自然と厳しい判断を下して、自分で自分の首を絞めていたことに気がつきました。
自分から湧きあがった答えは、「どっちもいい」。中立であることが心の安定につながります。
自分が中立であると、外の要因にも左右されなくなってきます。

今「ある」ものを数えることも意識しました。
住む家もあるし、ご飯を食べれるお金も時間もある。「ある」を数えているうちに、私は実は幸せなんじゃないか?そう思えるようになって行きました。
目の前にあることに気づけたら、感謝も自ずとわいてきました。
そうなってきた頃、起きる出来事も、出逢う人も不思議と変化して行きました。

自分を大切にして、今ある幸せに気がついた結果

今ではありがたいことに大好きなアクセサリーの制作に出逢えたり、何の我慢もなく理想の時間の使い方が出来ています。
そのままの自分を受け入れて大切にしてあげると、大切にしてくれる人が周りに現れてきます。
上手く行かないな、と感じている人はぜひ身近に「ある」ものを数えて感謝してみてください。そして何より、自分を大切にしてあげてください。

先ずは、自分の心を満たすことが優先です。
起きていないことを心配をするよりも、今ある幸せに目を向けてみてください。
自分を満たした先に、周りの笑顔を応援することが出来ると思っています。

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